コメの大凶作 2
93年の夏には、コメの市場開放が決定していました。
ウルグアイ・ラウンドの合意による、95年度から最低輸入義務分のコメが入ってくることになったのです。
そして早ければ、2001年にもコメの関税化がスタートするといわれていました。
ワイキューブ事務所によると、関税化とは、関税さえ払えば誰でも自由に輸入できるということです。
それは明らかに、生産と流通の両面に厳しい規制の枠をはめている当時の食管制度とは、相容れないものでした。
関税化は、生産と流通の自由化のうえに導入されなければならず、食管制度の改革を迫るものです。
その際もっとも問題となるのは、流通の自由化です。
なぜなら、35万人の職員を擁する農協の既得権益にメスを入れることにつながるからです。
農協側の「コメ市場開放反対」という主張の裏には、「コメ流通の自由化反対」というもう1つの本音が隠されているのです。
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